miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230309摂津国一宮(称) 坐摩(いかすり)神社

摂津国一宮と称する坐摩(いかすり・ざま)神社です。大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺に鎮座します。
神功皇后が新羅より戻られた時、淀川河口の渡辺の地に坐摩神を祀り花を献じ、応神天皇の年に社殿を奉じたと伝わります。豊臣秀吉の大阪築城で現場所に替地しましたが現地名もそのまま渡辺とされた事から、全国の渡辺・渡部姓の発祥の地とされます。
主祭神「坐摩神」は生井神・福井神・綱長井神・波比祇神・阿須波神5柱の神の総称とされます。古語拾遺等によると神武天皇が即位された時、高皇産霊神・天照大神の神勅を受けて宮中に祀ったのが起源とされます。神祇官西院で坐摩巫(いかすりのみかんなぎ)によって南北朝時代まで祀られていました。坐摩神社神主渡辺家から座摩神祭祀を行う座摩巫を出したといわれます。境内は東向きで、珍しい三ツ鳥居でした。宮城を守る御神徳から住宅・居住地を守る神として、地元では「ざまさん」の通称で親しまれています。
本町通にも近く、多くの物売りや見せ物が門前に集まる地で、江戸時代後期、この神社境内で初代桂文治が噺の席を設けた事が、上方落語の寄席興行の始まりとされています。
参拝時主祭神「坐摩神」は福井の足羽神社でも大宮地之霊として祀られていることを思い出しました。宮城を守る御神徳を持つ住宅・居住地を鎮護する神様に難波でまたお会いできたと感じた参拝となりました。
 
境内は東向きで、珍しい三ツ鳥居でした。左に見える建物が大阪府神社庁ビルでした。

 
拝殿と本殿 は1960年に再建されました。

 
ビルの間にある神社ですが、境内は整然とされていました。

 
陶器神社です。大陶祇神と迦具突智神が祭神です。周辺の陶器問屋の守護神として大切にされています。本殿左奥にあります。

 
「上方落語寄席発祥の地」の碑 本町通にも近く、多くの物売りや見せ物が門前に集まる地で、江戸時代後期、この神社境内で初代桂文治が噺の席を設けた事が、上方落語の寄席興行の始まりとされています。

 
由緒書です。摂津国一宮とあります。

 
御朱印です。白鷺の神紋と摂津国一宮の印が印象的です。

 
摂社陶器神社の御朱印 火防陶器神社(ひぶせとうきじんじゃ)とも呼ばれており、火防の御神徳があると云われます。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
所在地 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号
位置 北緯34度40分51秒 東経135度29分55秒座標: 北緯34度40分51秒 東経135度29分55秒
主祭神 坐摩神
(生井神、福井神、綱長井神、波比岐神、阿須波神の総称)
社格等 式内社(大)
(称)摂津国一宮
旧官幣中社
別表神社
創建 神功皇后年間
本殿の様式 流造
札所等 神仏霊場巡拝の道第49番(大阪第8番)
例祭 4月22日(花祭)
主な神事 懸鳥祭(12月2日)
 
メモ 113