miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230310奈良県桜井市多武峰 談山神社

 
奈良県桜井市多武峰に鎮座します談山神社です。創建は藤原鎌足の墓が当地に改葬され十三塔が建立された678年と云われます。主祭神は藤原(中臣)鎌足公で古代より朝廷の神事を司っていた祭祀氏族の中臣氏の出身。中大兄皇子(後の天智天皇)と接触し、蘇我蝦夷、入鹿親子を排除する計画を立案した中心人物として知られます。この計画を中大兄皇子と立案した場所は、この神社本殿裏山の談山と社伝にあります。「乙巳の変」後、中大兄皇子は皇太子、鎌足は内臣と政権中枢に入りました。亡くなられる前に、天智天皇から藤原の姓を賜ったとあります。
鎌足には二人の息子がおりました。兄は仏門に入り定恵と名乗りました。父の鎌足の供養のために定恵が678年に創建したのが塔婆「十三塔」。現存する世界唯一の木造十三重塔で国の重要文化財です。その弟は飛鳥時代から奈良時代初期からの大政治家として知られる藤原家の後継者、藤原不比等です。
明治以前は十三塔を鎌足廟として護る妙楽寺護国院という寺院でした。鎌足を祀る神仏習合を感じる神社境内。そしてたくさんの国の重要文化財建造物。藤原氏繁栄の礎を築いた藤原鎌足の歴史の足跡を強烈に感じた参拝となりました。
 
御醍醐天皇寄進の石燈篭。1331年の刻印があります。国の重要文化財です。

 
鳥居です。

 
神廟拝所です。旧妙楽寺講堂です。国の重要文化財です。1668年)再建

 
末社・総社拝殿。1668年造営。国の重要文化財です。

 
閼伽井屋 1619年建立 国の重要文化財です。中に井戸があり龍王が出現したと伝わります。

 
末社 比叡神社国の重要文化財です。 祭神は大山咋神。1627年建立。

 
権殿です。旧常行堂。国の重要文化財です。16世紀初頭に再建されました。

 
十三重塔。藤原鎌足の供養のために息子定恵が678年に創建した塔婆。 1532年再建。現存する世界唯一の木造十三重塔で国の重要文化財です。

 
西宝庫 国の重要文化財 1619年再建。古来からの名宝を収蔵。

 
神社・拝殿・東西透廊下です。国の重要文化財です。1570年の造営です。

 
東西透廊下です。

 
拝殿内部です。

 
本殿です。701年創建。1850年再建。国の重要文化財です。

 
東宝庫です。1619年造営。国の重要文化財です。

 
東殿(恋神社)旧本願堂で国の重要文化財です。 祭神は鏡女王、定慧和尚、藤原不比等です。若宮とも呼ばれます。1619年に造替された本殿を寛文8年1668年に現在地に移築したものです。

 
境内から鳥居も見ております。

 
御朱印です。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 奈良県桜井市多武峰319
位置 北緯34度27分57.2秒 東経135度51分42.3秒座標: 北緯34度27分57.2秒 東経135度51分42.3秒
主祭神 藤原鎌足公
社格等 旧別格官幣社
別表神社
創建 天武天皇7年(678年)
本殿の様式 三間社隅木入春日造
札所等 神仏霊場巡拝の道第37番(奈良第24番)
大和七福八宝めぐり(福禄寿)
例祭 11月17日
主な神事 蹴鞠祭
 
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